マキタ・日立などの小型攪拌(かくはん)機を比較!

攪拌機(かくはん機)とは、コンクリートや塗料などの混合に便利な機械。マキタや日立、リョービなどの小型攪拌機をセレクト、比較します!さらに選定ポイントや羽根(プロペラ)の使い分けも解説。お得な中古・レンタル情報も!


攪拌機とは?用途や種類は?

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攪拌(かくはん)機は、液体や流動体を混ぜ合わせる(攪拌する)ための工具です。
難しそうに聞こえますが、簡単にいえば料理に使う電動泡立て器の大きな物です。ただし攪拌機では泡立ってしまうと困るので、さまざまな攪拌羽根や用途に合わせた性能の物が用意されています。

用途や種類

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コンクリートの攪拌に

コンクリートはセメントに水を混ぜてモルタルを作り、そこに砂や砂利を混ぜて作ります。
モルタルはとても粘り強く、砂利を入れることで重たくなるので、大量のコンクリートを用意する場合は攪拌機を使うのが一般的。
コンクリート用に設計された物は「コンクリートミキサー」とも呼ばれ、現場作業や庭師の7つ道具の一つです。

 

塗料の攪拌に

塗料はしばらく使わず置いておいたり、新品を開けると表面に液体が浮いていることがありますよね。
これは塗料に含まれる溶剤や水が、重力で顔料と分離して浮いてしまっている状態で、このままではムラになったり乾かなかったりするので使用できません。
きれいに仕上げるためには、顔料と溶剤をしっかり攪拌する必要があるので、プロは少量でも攪拌機を用いることが多いです。

 

食品用や実験用、超大型攪拌機も

DIY愛好者でもなければ関係なさそうな攪拌機ですが、実は生活のどこかでお世話になっているかもしれません。
味噌樽の天地返しや、食品工場で大量のポテトサラダを混ぜたりするのに使用されている物も攪拌機の一つ。食品用においてはそれぞれの調理に合わせて専用設計されている物や、鍋に固定されている物が一般的です。
また化学実験においても、検体をどれだけ攪拌したかが結果に影響することから、専用の攪拌機が使用されます。実験用攪拌機には、どれだけのトルクで混ぜたか、何回転させたかを計測するメーターが付いています。
下水処理場では汚泥を処理する際にタンクの中に巨大な攪拌機を設置し、タンクの底に泥やごみが沈まないように攪拌しています。

攪拌機の構造と特徴は?

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攪拌機は、混ぜたい物の中で攪拌羽根(プロペラ)を回転させて混ぜ合わせます。攪拌羽根はコンクリート用や塗料用等、用途に応じて選ぶこと。
長いシャフトの先に攪拌羽根が付いているので、手や攪拌機本体が汚れません。
減速機によってモーターの回転数を変えて、同じ出力でもトルク重視のモデルや回転数重視のモデルがあります。

攪拌機を選定するときに注意するポイント


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大型機であれば攪拌動力を細かく計算してぴったり合う物を選びますが、小型の攪拌機やハンドミキサーにおいては「回転数」と「トルク」を抑えておけばOKです。
それぞれスペック表で確認できるので、購入前にチェックしてみましょう!

回転数は混ぜる物の粘度に注意

回転数は、作業効率と混ぜたい物の粘度によって変わってきます。
もちろん回転が速いと混ざるのも早いですが、モルタルなど粘度の高いドロドロした物を攪拌する場合だと、十分に回転しないので要注意。
逆に比較的シャバシャバした物を攪拌する場合、低回転だといつまでも混ざらないので、作業効率が悪くなってしまいます。
スペック表には「rpm」で表記されているのでチェックしてみてくださいね。

大量の攪拌にはトルクが重要

トルクは回転するパワーのことを指します。トルクが高いと、大量のコンクリートを混ぜる場合や、粘度の高い物を混ぜる場合でもぐいぐいかき混ぜてくれます。
トルクは「N・m」という単位で表記されますが、シャフトの長さによっても変わるので、商品に数字で表記されていないこともあります。
その場合は、消費電力と回転数を見ればおおよそわかります。消費電力(W)が多いとその分強力なモーターを積んでいるので、消費電力が多くて回転数が低ければトルクに電力を使っているということになります。
厳密にはモーターの種類等によっても変わるので、一つの目安として考えてください。

変速、回転方向の変更ができると便利

必要な回転速度は混ぜたい物の量によっても変わるので、変速機能が付いていると作業が楽になります。変速機能が付いている場合、スペック表の回転数が「0~1000rpm」のように表記されています。
また、回転方向を変える機能が付いているものなら、さらに効率よく作業できます。

小型攪拌機おすすめモデル7選

1. 軽作業ならこれ!|マキタ UT1305

マキタ カクハン機 UT1305
ITEM
マキタ カクハン機 UT1305
本体のカバーをプラスチック製にしたことで3.2kgと軽量で、扱いやすいハンドミキサーです。標準装備の攪拌羽根が165mmと小さめなので、塗料や量の少ないコンクリート等、ちょっとした攪拌作業にベスト!

・参考価格:15,210~17,000円前後
届いて直ぐにセラミックペイントの攪拌に使いました。
とても、扱いやすく楽に短時間で理想的な攪拌が出来ました。
やはり専用機はちがうなと思いました。価格的にも高くないと思います。 出典:Amazon

2. 生コン作りにこれ一つ|リョービ PM-1011

リョービ パワーミキサー PM-1011F
ITEM
リョービ パワーミキサー PM-1011F
シャフトが短いので扱いやすく、重たいコンクリートの攪拌にも持って来いです。防塵カバーが標準装備なので、セメントの混ぜ込みから砂利の投入まで、安心して作業できます。

・参考価格:17,660~24,840円前後
商品の品質も良く、たいへん気に入っております。
モルタルを作る作業が短縮できてとても便利です。 出典:Amazon

3. トルク重視のハイパワー|日立工機 UM22V

日立工機 かくはん機 UM22V
ITEM
日立工機 かくはん機 UM22V
220N・mのハイパワー!大量のコンクリートを攪拌する場合に威力を発揮します。ハイトルクなので、大きめの攪拌羽根でもグイグイ攪拌してくれる優れ物。

・参考価格:19,310~23,020円前後
無段変速の調整がほしいと購入しました。スロースタートも作業で安心できます。満足していますよ。 出典:楽天市場

4. フリーハンドで攪拌作業|佐竹 AT14-GPR-0.1BS

佐竹 立型撹拌機 マルチAミキサー AT14-GPR-0.1BS
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佐竹 立型撹拌機 マルチAミキサー AT14-GPR-0.1BS
フランジ取り付けで使用する本格的な立型攪拌機。専用タンクのふた等に取り付けて攪拌してくれるので、フリーハンドで攪拌作業を進めることができます。もちろんハイパワーなので、大量のコンクリートを一気に仕上げたい時におすすめです!

・参考価格:126,500~140,670円前後

5. ワイヤレス機能付きの本格実験用|IKA EUROSTAR-100-CONTROL

IKA EUROSTAR-100-CONTROL
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IKA EUROSTAR-100-CONTROL
実験用の攪拌機です。デジタルメーター付きは実験用攪拌機では一般的ですが、このモデルではワイヤレスモニターで遠隔操作できるので、危険な物質の攪拌も安心です。

・参考価格:300,280~349,270円前後

6. ダブルの羽根で強力攪拌|阪和 HP-5003

阪和 立型攪拌機 中速用 HP5003
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阪和 立型攪拌機 中速用 HP5003
現場レベルの作業ならこれ!標準で攪拌羽根は上下2枚装備しているので、より効率よく攪拌作業を行えます。また高トルク低回転で、制振性能が高い減速機を使っているので、騒音も小さめなのも嬉しいポイントです。

・参考価格:166,130~185,360円前後

スペック一覧表

製品名 回転数(回転/分) 消費電力 攪拌羽根径
マキタ UT1305 1,300rpm 850W 165・220mm(別モデル)
リョービ PM-1011F 1,000rpm 860W 150mm
日立工機 UM22V 0~550rpm 740W 220mm
佐竹 AT14-GPR-0.1BS 300rpm(50Hz)、360rpm(60Hz) 100W 220mm
IKA EUROSTAR-100-CONTROL 30~1,300rpm 最大150W 付属なし
阪和 HP-5003 300rpm(50Hz)、360rpm(60Hz) 400W 250mm

攪拌羽根(プロペラ)を変えてみよう

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攪拌羽根には無数の種類があり、密閉型タンクでは攪拌動力を細かく計算して最適な形状の攪拌羽根を使用しなければ攪拌することはできません。
コンクリートや塗料をバケツ等で攪拌する場合、そこまで細かく考える必要はありませんが、合わない攪拌羽根を使用すると効率が悪く、抵抗も大きくなるのでモーターの故障にもつながります。
購入しようとしている攪拌機の攪拌羽根がどういった用途に合っているかを確認しておくと、より効率よく攪拌することができます。

コンクリートの攪拌には?

コンクリートは比較的重たく、しっかり混ぜなければ完成後の強度にも影響するので適切な攪拌羽根を選ぶ必要があります。
よく標準装備されている扇風機の羽根のような攪拌羽根(プロペラ型)でも可能ですが、螺旋状のリボン型を用意しておくと、より満遍なく攪拌することができます。

塗料の攪拌には?

塗料の場合、泡立ってしまうと空気を含んで柔らかくなり、塗った後の仕上がりが悪くなってしまいます。
このため、泡立ちにくいディスク型やパドル型の攪拌羽根が好んで使用されます。
標準装備のプロペラ型で混ぜる場合は、塗料に攪拌羽根を沈ませてから電源を入れ、なるべく深い位置で混ぜるように意識しましょう。

たまに使うならレンタル、中古品もおすすめ

攪拌機は、DIYでは頻繁に使うものではないので、使いたいときだけレンタルするのもおすすめです。頻繁に使うけど安く買いたいという場合は、中古という選択肢も。

レンタル

PAINT-CITY.COM

塗料専門のネットショップが提供する工具レンタルサービス。
5日間で3,360円、12日間で5,040円と格安なのも嬉しいですね。ショップ利用者、利用予定者向けサービスなので、塗料も一緒に買いたい方はここで決まり!
→機器レンタル 電動攪拌機(パワーミキサー)|塗料通販のペイントシティコム:https://www.paint-city.com/rental/80701/

 

AKTIO

レンタル工具、建機の専門店です。
大型の攪拌機からハンドミキサー等、各種攪拌機を取り揃えていて、それ以外にもさまざまな工具を取り揃えています。
攪拌機だけでなく、ほかの工具も借りたい場合におすすめです。
→レンタル建機のアクティオ|攪拌機(ハンドミキサー):https://www.aktio.co.jp/products/catalog/p11/p11_0151/

中古

楽天中古市場

攪拌機はシャフトや攪拌羽根を交換できるので、中古品でも自分に合わせた用途で使うことができます。
流通量は多くありませんが、こまめにチェックすれば掘り出し物が見つかるものも?

→楽天市場 中古市場 攪拌機
https://search.rakuten.co.jp/search/event/%E6%94%AA%E6%8B%8C%E6%A9%9F/?ev=19&f=1&s=4&evsitem=%E3%80%90%E4%B8%AD%E5%8F%A4%E3%80%91

専用の攪拌容器(タンク)を使うとさらに効率化

小さな攪拌羽根であれば、塗料の缶でそのまま作業できますが、攪拌羽根やシャフトが傷むこともあるので、できるだけ別途容器に移し変えるのが理想的です。溶剤によっては容器を溶かしてしまうので、使用されている溶剤に合わせて攪拌容器の素材を選ぶ必要があります。

コンクリートやモルタルに関しては、砂利やセメントが沈殿しないように混ぜ続ける必要がありますが、ふたを開けたままだと水が揮発してどんどん固まっていってしまいます。短時間で使い切れない量のコンクリートやモルタルを作りたい場合は、ふたの付いた密閉型タンクを使用するようにしましょう。
立型攪拌機の場合、フランジの付いた専用のタンクや、別途架台を用意する必要があります。

小型攪拌機で効率よくDIY!

出典:PIXTA
攪拌機は、人力では体力的に難しい作業を簡単にしてくれる優秀な工具。効率アップだけでなく、特に塗料やコンクリートはしっかり攪拌することで仕上がりもきれいになります。
DIYにおいてはレンガを組むためののモルタルや、壁面の塗装、コンクリートの補修などに大活躍するので、今後家周りの本格的なDIYに挑戦するなら、攪拌機を導入してみてはいかがでしょうか。

紹介されたアイテム

マキタ カクハン機 UT1305

マキタ カクハン機 UT1305

¥15,210 税込

リョービ パワーミキサー PM-1011F

リョービ パワーミキサー PM-1011F

¥17,660 税込

日立工機 かくはん機 UM22V

日立工機 かくはん機 UM22V

¥19,310 税込

佐竹 立型撹拌機 マルチAミキサー AT14-GPR-0.1BS

佐竹 立型撹拌機 マルチAミキサー AT14-GPR-0.1BS

¥126,496 税込

IKA EUROSTAR-100-CONTROL

IKA EUROSTAR-100-CONTROL

¥300,283 税込

阪和 立型攪拌機 中速用 HP5003

阪和 立型攪拌機 中速用 HP5003

¥166,127 税込

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