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おすすめのナッター7選|使い方や自作方法まで徹底解説!サイズから探せる適合表付き


薄い板を留めたいならナッターが活躍!ナッターとは?リベッターとの違いは?といった基本から、使い方、おすすめナッターをご紹介します。本格的ナッターがなくても使える「ちょっとナッター」からアストロなどの人気ナッター、本格的な電気工具のナッターまで!
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あまのこなみ

脱サラ後、自然を求めて田舎に移住し、現在はWEBライターとして活動中。農家さんの畑を訪問し、記事執筆やホームページ作りのお手伝いなどをしています。農家さんからオーガニック野菜を定期購入しており、毎月、めずらしい野菜や果物が届くことが楽しみの1つです。好きな野菜は四角豆。…続きを読む

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ナッター

ナッターという工具をご存知ですか?聞き慣れない言葉ですが、あると便利なアイテムで、薄い金属板にネジ穴を作るのに使います。この記事では、そんなナッターの仕組みや使うメリット、おすすめ商品を紹介します。使い方の解説もあるので、使用方法が分からなくて困っている方はご一読くださいね。

ナッターとは

ナット
出典:写真AC
ナッターという言葉を聞いても、どんなものか想像が難しい方が多いのではないでしょうか。ドライバーやレンチ同様、ネジに関わる工具の1つです。はじめに、ナッターとはどんな工具なのか、ナッターの仕組みを紹介します。今までナッターを使ってなかった方もこれを読んで、ナッターを使ってみてくださいね。

ナッターはどんな工具?

ナッターは薄い金属板にナットを取り付ける道具です。ナットを簡単にいうとネジ穴のこと。ナットを取り付け、ネジが締められるようになることで、金属板とほかの金属部品を固定できるようになります。はさみのような形状をしており、手動と電動の種類があります。ネジの大きさに合わせて、ナッターを切り替えて使いましょう。

ナッターの仕組み

ナッターはブラインドナットと呼ばれる円柱筒にネジの溝を切ることによって、ネジ穴を作ります。ブラインドナットを鉄板の穴にセットし、そこにナッターを差し込めば、ねじが切れる仕組みです。締めるネジの径とピッチに合うナッターを選びましょう。ピッチとはネジの溝の間隔です。

ナットを取り付けるほかの工具もチェック!


ナッターを使用するメリット

ナッター ナッターを使用することによって得られるメリットを紹介します。ナットを取り付けるだけなら、ほかの方法もありますが、ナッターを使ったほうがいいこともあります。金属板の損傷を防いだり、取り外しができたり。どれもナッター特有の特徴ですので、ぜひ覚えておきましょう。

薄い金属が歪まない

ナッターを使うことによって、薄い金属が歪まずに固定できます。薄い金属同士なら、溶接で固定できますが、熱で金属が歪んでしまう可能性が高いです。溶接時は金属が非常に高熱になるため、1mmほどの薄さであれば、熱で歪んでしまいます。ナッターでナットを取り付ければ、金属が歪む心配なく固定できます。

いつでも取り外しが可能

ナッターで固定すれば、いつでも取り外しできます。溶接でくっつけた場合、離すことは困難でしょう。出来ても、きれいに元通り離せる保証はありません。ナッターを使えば、ネジを緩めて固定を解除できます。定期的に外すものや後日外す予定のあるものはナッターを使って固定しましょう。

おすすめナッター7選をご紹介!

1. ナッターなしで使えて便利|ロブスターの「ちょっとナッター」

ロブスター ちょっとナッター HNC06R

メガネレンチと六角棒レンチがあれば、ナッターが無くても、簡単にネジ穴が作れる「ちょっとナッター」。ナッター本体を買うのはもったいないと考えている方におすすめです。

・サイズ:-
・重量:58g
・ナット径:M6

2. ワンタッチで強力にかしめる|TRUSCO ハンドナッター

TRUSCO ハンドナッター THN456

タップ立てが難しい薄板や裏側に手の入らない箇所でも、ワンタッチで強力にナットをかしめることができます。4mm、5mm、6mmのマンドレルが付いているので、ネジ穴の大きさに合わせて調整ができます。ステンレスナットおよびスチールの6mmは使用できないので、注意しましょう。

・サイズ:W72×H270mm
・重量:605g
・ナット径:M4、M5、M6

3. リーズナブルな価格が特徴|アストロプロダクツ ハンドナッター

アストロプロダクツ ハンドナッター

リーズナブルな価格ながらも使いやすい、アストロプロダクツのロングセラー。ナット径がM3~M6まで用意されているので、小さなネジ穴から大きなネジ穴まで幅広く対応できます。

・サイズ:W85×H255mm
・重量:650g
・ナット径:M3、M4、M5、M6×各10

4. リベッターにもなる|STRAIGHT ハンドナッター 12-909

STRAIGHT ハンドナッター 12-909

ナッターとリベッター両方の機能を備えた工具です。専用ケースもついています。ケースに収納するときは、持ち手部分を折りたたんでコンパクトに持ち運べます。

・サイズ:-
・重量:2.8kg
・ナット径:M4、M5、M6、M8、M10

5. M8、M10系にも対応し、キットタイプで持ち運び便利|POP 手動式ナットツール

POP 手動式ナットツール MN10A-L

手動ツールで、M4~M10までのナットが締結可能です。キットタイプなので、携帯に便利で常備工具としても最適です。

・サイズ:W279mm
・重量:640g
・ナット径:M6、M8、M10

6. リベッターとナッターの一台二役|STRAIGHT リベッター&ナッターセット スイベルヘッドタイプ

STRAIGHT リベッター&ナッターセット スイベルヘッドタイプ 12-755

リベッターとナッターの2つの機能を併せ持ちながら、4,000円台のうれしい製品。ヘッドが回転するので、使用場所も広がります。付属のケースにすっきりと収納できるので、持ち運びや保管にも便利です。

・サイズ:-
・重量:1.58 kg
・ナット径:M3、M4、M5、M6

7. スイッチを引くだけでネジ穴が作れる|ロブテックス 電気ナッター

ロブテックス 電気ナッター EN410

手動ナッターだと、ナットを取り付けるために何度かハンドルを握らなければいけませんが、電気ナッターはスイッチを引くだけで簡単にナットを取り付けることができます!細身で握りやすく、バランスのいいハンドルが特徴。

・サイズ:H240mm
・重量:2.5kg
・ナット径:M4、M5、M6、M8、M10

適応サイズ表

商品名サイズ(mm)重量(g)ナット径参考価格
 1. ロブスター ちょっとナッター – 58 M6 1,000~1,690円前後
 2. TRUSCO THN456 W72×H270 605 M4、M5、M6 3,280~5,670円前後
 3. アストロプロダクツ W85×H255 1,100 M3、M4、M5、M6 3,020円前後
 4. STRAIGHT ハンドナッター 12-909 – 2,800 M4、M5、M6、M8、 M10 5,600円前後
 5. POP MN10AL W279 640 M6、M8、M10 23,840~26,500円前後
 6. STRAIGHT リベッター&ナッターセット 12-755 – 1,058 M3、M4、M5、M6 4,980円前後
 7. ロブテックス EN410 H240 2,500 M4、M5、M6、M8、M10 135,350~193,340円前後

ナッターの使い方

ナッター ナッターの使い方をステップ形式で解説します。使い慣れない工具ですが、難しいことはありません。ステップに従って、進めていきましょう。板が厚くなればなるほど、ハンドルを握るときに力が必要になります。体重をかけるくらい力が必要な場合も。力に自信がある方がいると心強いですね。

ナッターの使い方をステップ式でご紹介!

  1. ネジを取り付ける対象物に、ドリルを使って下穴をあけます。下穴とは、正しい位置や角度でナットを取り付けるための手がかりとなる穴のことです。
  2. ナッターに付属のマンドレルを取り付けます。目的のネジサイズに合わせて、随時マンドレルを取り替えましょう。
  3. マンドレルにストッパーを入れます。
  4. ナットをマンドレルに回して入れ、ストッパーに当たるまで差し込みます。
  5. ナッターに取り付けたナットを穴に挿し込みます。
  6. ゆっくりとハンドルを握ると、ナットが対象物を挟み込みます。
  7. ハンドルを開いた状態に戻したら、マンドレルを回してナッターを対象物から離しましょう。
  8. ネジ穴が完成します。

外し方は?

取り外しの正規の方法はないため、個々人の外しやすい方法を見つけるしかないようです。取り付けたナットを電動ドリルで潰すか、ナットの裏側を削り取るなどの方法が考えられます。

手作りしてみよう!|ナッターの自作方法

ナッター ナットを作りたいけど、ナッターを買うのはもったいないと思う方も多いはず。ナッターはものによっては5万円から10万円するものもあります。普段から工具を使用しない人からしたら、痛い出費ですよね。そんな方に、家にある汎用工具でナットを作る方法を紹介します。

必要なもの

  • M8ステンボルト×1
  • M8ナット×1
  • M10ナット×1
  • メガネ×2
  • スパナ×1

準備

  1. M8ボルトにメガネを入れます。
  2. M8ボルトにM8ナットを入れます。
  3. その上にM10ナットを重ねて入れます。
  4. M10ナットの上から、ブラインドナットを入れます。

取り付け

ここから実際に母材に取り付けていきます。
  1. 下穴にブラインドナットを差し込みます。
  2. M10ナットにスパナをはめて、バイスグリップでスパナを固定します。これはブラインドナットを共回りさせないためです。
  3. M8ボルトの頭をメガネでおさえながら、M8ナットをメガネで締めていきます。
  4. ブラインドナットが潰れた手応えがあったら、完成です。

参考動画

ナッターでDIYの幅を広げよう

薄い金属板にネジを切れるナッターを紹介しました。DIYを趣味としている方や自動車をカスタムする方は1本持っておくと、いざというときに便利です。手動から電動まで種類があるので、自分に合ったものを選んでくださいね。今回紹介した方法を見ながら、使ってみましょう。

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