秋はおいしい野菜がいっぱいです。その中でも大人気のさつまいも。比較的栽培しやすく、家庭菜園で育てている人も多いのではないでしょうか。さつまいもの収穫ができる農園も全国各地にたくさんあり、お子さんと一緒に芋掘り体験にでかけるのも楽しいですね。AGRI PICKでも関東や関西で芋掘り体験ができるおすすめの農園を紹介しています。
家庭菜園や芋掘り体験でたくさん採れたさつまいもをおいしく食べるために、調理法を少し工夫してみませんか。今回は、さつまいもの甘さを引き出す加熱調理のコツを紹介します。
さつまいもに含まれる栄養素や選び方、保存方法
出典:文部科学省「日本食品標準成分表2020版(八訂)」
さつまいもの選び方
さつまいもの選び方のポイント
・凸凹が少ないもの
・重くてふっくらしているもの
・皮にハリがあり、キズが少ないもの
・ひげ根の少ないもの
さつまいもの保存方法
さつまいもは低温に弱く、10℃以下になる冷蔵庫に入れてしまうと低温障害を引き起こし、腐りやすくなります。新聞紙などに包んで室温10〜15度の冷暗所に置くのがおすすめです。さつまいもを冷凍する場合は一旦加熱し、粗熱をとってからしっかりとラップして保存しましょう。さつまいもの保存について、詳しくはこちらをご覧ください。
さつまいもをおいしくするのは「時間」と「温度」
私がおすすめしたいのはせいろを使って弱火でじっくり蒸す方法で、しっとりとした食感に仕上がります。
せいろでの加熱調理の方法
1)せいろをのせる鍋に水を入れ、お湯を沸かす。
2)1が沸騰したら、食べやすい大きさに切ったさつまいもを入れたせいろをのせ、ふたをして蒸す。
3)弱火にして20分程度加熱する。
時間をじっくりかけることが甘さを引き出す秘訣(ひけつ)です。
ほかにもある!手軽にできるおすすめ加熱調理方法
蒸し調理のしっとりとした食感よりもさつまいものホクホク感を楽しみたい人は、オーブンなどを使った調理もおすすめです。さつまいもをアルミホイルで包み、100℃のオーブンで40分加熱します。また、炊飯器を使った加熱も簡単においしくできます。炊飯器にさつまいもを入れ、さつまいもが隠れるくらい水を加えて加熱します。ただし、調理機能付きでない炊飯専用の炊飯器での調理は危険です。必ずご自宅の炊飯器の取扱説明書をよく確認してから調理してくださいね。
じっくり加熱したさつまいもはサラダやスイートポテトに活用
時間をかけてゆっくりと加熱したさつまいもは甘みもたっぷり。そのまま食べてもおいしいですが、マッシュしてサラダにしたり、形を整えてスイートポテトにするのもおすすめです。お子さんと一緒におうちごはんのメニューやおやつを作ってみてはいかがでしょうか。10月22日(金)13:00〜インスタライブ「さつまいもをおいしく味わう加熱調理のコツ」開催!
ご視聴方法はこちら。
インスタライブ「さつまいもをおいしく味わう加熱調理のコツ」
【配信日時】2021年10月22日(金)13:00〜13:30予定 ※状況により終了時間は前後する場合があります。
【講師】大内優紀枝(JEWEL LEGUMES MASTER、野菜ソムリエ、食育インストラクター)
【視聴方法】下記のAGRI PICK公式インスタグラムにアクセスし、ご自身のアカウントでログインしてご視聴ください。※事前にインスタグラムアカウントの作成をお願いします。
AGRI PICK公式インスタグラム
大内 優紀枝(おおうちゆきえ)プロフィール
1979年、青森県北津軽郡中泊町生まれ、実家は小さい港町にある魚屋で父は現役の漁師。上京後、育児をしながら日本の震災時の食の安全性を独学で学び、家庭菜園から畑作りまでを行う。
2014年に一般社団法人日本野菜ソムリエ協会 野菜ソムリエ、特定非営利活動法人 NPO日本食育インストラクター協会 食育インストラクターを取得後、地域密着の小さな料理教室を主宰。都内小学校、公民館での食育講師を務めながら、青果の仲卸会社と飲食店のメニュー開発にも携わる。
JEWEL FRUITSでフルーツカッティングと野菜の飾り切りプロ養成講座講師の資格取得後は飾り切りをメインに、野菜と果物、魚を切ることを主に活動している。
ウェブサイト:https://www.h-bon.com