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【三大メーカー徹底比較】マキタ・日立・ボッシュの電動マルチツールをご紹介!


一台でマルチに使える便利な電動工具・マルチツールのおすすめをまとめました。マルチツールの特徴や使い方をはじめ、電動タイプの三大メーカー「マキタ」「日立」「ボッシュ」をメーカー別に比較してご紹介します。替刃のおすすめも。

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murasaki

DIYなどのものつくりや植物系のガジェットが好き。 屋上で菜園をしたり、自作器具で水耕栽培をしたりしています。…続きを読む

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写真提供:ボッシュ株式会社
ホームセンターなどで見かけるマルチツール。気になるけど実際使えるの?買うならどれ?と迷っている方向けに、主要3メーカーのマルチツールを比較しました。

マルチツールの種類と使い方

マルチツールとは?

マルチツールはさまざまな作業ができる多機能な電動工具。先端工具(ブレード/アタッチメント)を変えることで、木材の切断からタイル剥がしまでいろいろなシーンで使用できます。木や金属、ゴムなどさまざまな素材に使えるのも特徴です。

マルチツールの機能

写真提供:ボッシュ株式会社
主な機能は「切断」「研磨」「剥離」の3つ。高速の振動を使うことでそれぞれの作業を素早く行います。

 

切断

木材や石膏ボードはもちろん、釘や鉄筋などの金属、断熱材やゴムなどの柔らかい素材まで切断できます。振動を使った切断は、超音波カッターのようなイメージですね。金属を切る際にもディスクグラインダーと違い火花が出ないので安心。開口部を作るポケット切断やきわ切り、ほぞ切りなど細かな部分で威力を発揮します。また、カーペット、人工芝などハサミやカッターでは切断が大変なものをスムーズに切ることができます。

研磨

振動工具なので、研磨はお手の物。木材の研磨はもちろん、タイルの目地削りなど細かい部分に便利です。曲面研磨のアタッチメントを使えば、手摺やパイプの研磨も楽々。

 

剥離

マルチツールで最も特徴的なのがこの剥離。他の工具では難しく、かといって手では大変な剥がす作業を助けてくれます。例えば接着剤が固まって取れないカーペットを剥がしたり、タイルを剥がしたり。扱いにくいシーリング材やコーキング剤の除去もできます。もちろん塗装剥がしも、マルチツールなら細かいところまで届きます。

実際使えるの?活躍するシーン

安全性が高いので、電動工具に慣れていない方が使うのにも安心。日曜大工というほどでもない、粗大ごみの処理や、お風呂のタイルや窓の補修など、1台あれば家庭での様々なシーンに対応できます。一方で、内装工事・リフォームなどでプロの大工さんが細かいところを仕上げるのにもよく使われます。総じて家に関する作業で活躍するシーンが多い、現場で使える工具です。

電動マルチツールの三大メーカー比較|ボッシュ、マキタ、日立

ボッシュ(BOSCH)

実はマルチツールという電動工具を初めて販売したのはボッシュ。2008年に登場し、その人気にほかのメーカーが次々販売するようになったという歴史があります。2016年よりスターロックシリーズというワンタッチでブレードを装着可能なシリーズを発売。使い勝手の良さと強力な切断能力を実現し、他のメーカーを一歩引き離しています。現行機種(2018年)は7種、アクセサリーも68種以上(2017年)がラインナップされており、マルチツールを最も進化させているメーカーと言えるでしょう。

10.8Vコードレスマルチツール MLT1108

DIY用途ならこのバッテリー式マルチツールのセット。コードレスで取り回しが良く、軽量。DIY用途ならパワーも十分です。安全にも配慮されているのでお子さんがいる家庭にも良いですね。バッテリーと充電器はもちろん、ポケット切断に便利な標準の切断用ブレードと木工きわ切り用ブレード、サンディングパッドとペーパーなどが付属し、届いてすぐに使えます。

10.8Vコードレスマルチツール MLT1108

・全長(幅×高さ):幅305x高89mm
・重量:1.1kg
・振り子振動数:10,000~20,000min-1(回/分)
・振り子振動角度:2.8°
・電源(バッテリー電圧):2.0Ah

マルチツール スターロックプラス GMF50-36

AC電源式で充電を気にせずに使えます。そしてAC電源だからこそ実現されたパワー!これまでのマルチツールはいろいろ使えるけれども、切断スピードはイマイチという弱点もありましたが、このGMF50-36は500Wモーター搭載のハイパワーで釘の面切断まで可能。プロがしっかり使える機種です。

マルチツール スターロックプラス GMF50-36

・全長(幅×高さ):290×85mm
・重量:1.6kg
・振り子振動数:8,000~20,000min-1(回/分)
・振り子振動角度:3.6°
・電源(バッテリー電圧):AC100V(50~60Hz)



マキタ

国内の電動工具市場で大きなシェアを占めるマキタ。バッテリー式のシリーズな豊富さと、手厚い販売・サポート体制が特徴です。

マルチツールも現行5機種のうち、4機種がバッテリーモデル。10.8V、14.4V、18Vそれぞれ発売されています。本体に大きな特徴はないてすが、先端工具が多彩でボッシュを上回る70種以上がラインナップされています(2018年総合カタログより)。

コードレスマルチツール TM51DZ

42種類の多彩な先端器具が使えるマルチツール。ワンタッチとはいきませんが、工具なしで先端工具の交換が可能。マキタの18Vバッテリーが使い回せます。他の18Vバッテリー電動工具を持っている、買う予定があるなら迷わずこの機種。

コードレスマルチツール TM51DZ

・全長(幅×高さ):幅80×高さ122mm
・重量:2.2kg
・振り子振動数:6,000~20,000min-1(回/分)
・振り子振動角度:左右1.6°(計3.2°)
・電源(バッテリー電圧orコード):18V






HiKOKI(日立工機)

国内電動工具でマキタと争う2大メーカーの一つ。ブランドが2017年よりHITACHIからHiKOKIに変更されました。技術開発に強みがあり、モーター性能が良いです。また、最近ではAC電源並みの出力が可能かつコンパクトなバッテリー、36Vマルチボルトシリーズを売り出しています。

マルチツールは少なめの3機種、先端工具も37種類とマルチツールにはあまり力を入れていないのかな?というラインナップ。目立った特徴はありませんが、性能は安定して良いです。

コードレスマルチツール CV18DBL

こちらも先端工具は工具なしで交換可能。独自機能のオートモードというものがあり、無負荷時に振動が自動で切り替わることで騒音や振動を軽減してくれます。振動工具は使っていると思いのほか手が疲れてくるのでうれしいですね。1充電当たりの作業量も大きく、地味でもよく働く、信頼のおける機種です。

コードレスマルチツール CV18DBL

・全長(幅×高さ):307×122mm
・重量:1.9kg
・振り子振動数:通常モード 6,000~20,000min-1、自動変速モード 15,000⇔20,000min-1(回/分)
・振り子振動角度:3.2°
・電源(バッテリー電圧):5.0Ah

同クラス商品で比較してみると?

ボッシュ、マキタ、日立の同クラスの商品のスペック、価格を比べてみました。

スペック比較表

基本的な性能では大きく変わりませんが、ボッシュはワンタッチ装着が可能な一方振動角度は小さめ、マキタは重いが若干お安め、日立はバランスよくバッテリーの急速充電が頭一つ飛び抜ける、といった形です。
メーカーボッシュマキタ日立工機
型番GMF 18V-28TM51DRGCV18DBL
バッテリー18V18V18V
最大Ah6.0Ah6.0Ah6.0Ah
振動数8,000~20,000min-16,000~20,000min-1
6,000~20,000min-1
工具取り付け工具なしワンタッチ工具なし工具なし
参考価格(本体のみ)23,800円21,400円23,400円
振り子振動角度2.8°3.2°3.2°
充電時間
※6.0Ahバッテリー利用時
約55分約55分約30分
サイズ312×85mm340×80×122mm
307×122mm
重量1.6kg
※2.0Ahバッテリー装着時
2.2kg
※バッテリー装着時(容量不明)
2kg ※6.0Ahバッテリー装着時
特徴ワンタッチ装着スターロックシステム
オートモードで振動
騒音軽減・急速充電

結局おすすめのメーカーは?

マルチツールだけ使うのなら軽量で取り回しやすいボッシュのDIYモデルが使いやすいでしょう。また、プロ並みに使う、使用頻度が高いという人にも、パワーモデルがありワンタッチでブレードの交換が可能でなボッシュがやはりおすすめです。

ただ、マキタや日立のマルチツールが使いにくいということは全くなく、既にほかのバッテリー式の工具を持っているのならそのメーカーに合わせて買うのが良いでしょう。

その他のメーカーのマルチツール

その他のメーカーでもマルチツールを販売しています。手に入れやすい値段のマルチツールを紹介します。

新興製作所 5.amt 280

新興製作所のAC電源式マルチツール。充電を気にせずに使うことができます。5千円前後と手軽な価格で買うことができます。コストパフォーマンスに優れると口コミでも評判です。

新興製作所 5.amt 280

・重量:1.7kg
・振り子振動数:11,000~21,000min-1(回/分)
・振り子振動角度:3°
・電源(バッテリー電圧):100V

SK11 SMT-108V-15RL

SK11もマルチツールを出しています。10.8Vと少しパワー不足が心配ですが、振動数は分速15,000回転と十分。こちらで紹介するAmazon商品は本体のみ、バッテリー別売なので注意。

SK11 SMT-108V-15RL

・全長(幅×高さ):幅50×高さ100mm
・重量:830g(バッテリー含む)
・振り子振動数:15,000min-1(回/分)
・振り子振動角度:左右±1.4°
・電源(モーター電圧):10.8V

電動マルチツールの替刃(ブレード)は「OIS」で規格化

マルチツールでは用途や材質に応じて替刃(ブレード)を付け替えるため、ブレードを追加購入する機会が多いです。このとき気になるのは自分のマルチツールに使えるのかどうかですよね。

OIS規格とは?

マルチツールのブレードにはOISという規格があります。ブレードにOIS互換の表示があれば、ほとんどのマルチツールに取り付けることが可能です。ただし、マルチツール自体がOIS互換対応かは念のためご確認を。

替刃(ブレード)は純正以外もある

替刃を購入する時には、メーカー純正の替刃(ブレード)を買うのが一般的だと思いますが、その他、各メーカーからOIS規格の替刃(ブレード)も販売されています。純正品より安く、出費を抑えられるようになりました。

EZARC 12点セット カットソーブレード

さまざまな素材用の刃がお得にそろうセット。

EZARC 12点セット カットソーブレード


マルチツールはおもしろい!

写真提供:ボッシュ株式会社
マルチツールは素材別、やりたい作業別にさまざまなブレードがあり、できる作業の種類が半端ないです。どんなシーンで活躍させるか、可能性は無限大。ぜひ活用してください。

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